筋トレ、ストレッチを長続きさせるために
コロナ禍で、運動不足やストレスによって不調になった身体のために、何らかのトレーニングをやらないといけないと思うと気が重くなります。結局、長くは続かずに三日坊主になってしまいます。時間と労力のかかる筋トレやストレッチならなおさらです。
食事や睡眠などのように、本能的に欲することは頑張ろうとしなくても毎日続けられますが、運動は本能的に欲するものではありません。むしろ休みたい欲求の方が本能的であると言えます。だから継続することが難しいの仕方ありません。しかし、健康的な身体、不調のない毎日をめざすなら運動は必要不可欠です。そこで、継続するための工夫をご提案します。
1,楽しむ
楽しいこと、嬉しいことは続けられます。カッコよくなった自分を想像したり、鏡を見たり、写メを撮ったりして変化していること、改善していることを確認しましょう。
2,ルーティンにする
まず、自分で決めたストレッチや筋トレのメニューを完璧に覚えてください。うろ覚えだと、本を読み返したり、読みながらやることになってしまいます。これは脳にとってストレスです。精神的にも疲れることなので嫌な気持ちになってしまいます。無意識でできるくらい完璧に覚えて、ルーティンにしてしまえば脳にストレスはかかりません。つまり嫌な気持ちも起こりません。例でいえば、使い慣れたスマホやパソコンは無意識に操作できるはずです。ストレスはありません。ですが、使い慣れない別機種のものは説明書が必要になったり、考えながら操作するので使うのが億劫になります。考えずにできるようになるまでは、頑張るしかありません。とにかく最初だけは歯を食いしばって頑張りましょう。
3,日記をつける
単純なことですが日記をつけて、運動したか、していないかを確認していくことは、よい動機づけになります。カレンダーなど目につきやすいところに記しておきましょう。
4,とにかくやりはじめる
気持ちがのらなくてもいいから、とにかく1種類だけでもやり始めることが大切です。今日はやりたくないなと思っていても、10秒だけでもいいからやってみてください。やり始めるとついつい脳がやる気になってきて、いつものメニューをすべてやってしまった、となりやすいです。もちろん、それでも嫌だったら10秒でやめましょう。
脳は「やろうかな、どうしようかな」と迷っていること自体がストレスです。どっちを選択しようか考えれば考えるほど脳は疲れてきて、ますますやる気が削がれます。何事も迷いながらやっているものや、考えながらやっているものは長続きしません。自分が好きなことは躊躇せずに始められ、何も考えずに没頭できます。だから好きなことは長続きするのです。
筋トレやストレッチの習慣がない方やこれまで長続きしてこなかった方は、「考える前にとにかくやってみる」ことです。
5,サボっても再チャレンジ
しかしながら、仕事の疲れなどで、どうしても身体を動かすのが嫌なときは躊躇なくサボりましょう。元気になったらまた始めてください。また「とにかくやりはじめる」を続けてください。あまり高いハードルは設定せず、週4回から週5回を目標に、何度でも再チャレンジする覚悟で気楽に始めること大切です。ぜひ試してみてください。