おなかが出てくるワケ
ポッコリおなかには、納得の理由があった!
10代のころよりも食べる量が減っているのに、おなかが出てきた」と感じている人は多いのでは。これは、年齢とともに全身の筋肉が衰えて運動量が少なくなるため、消費しきれないエネルギーが脂肪になって蓄えられてしまうという悪循環が起こっているからです。つまり、若年期よりも余剰エネルギーが出やすい「燃えにくいカラダ」に変わってしまい、気がついたら「ポッコリおなか」になっているというわけです。
とはいえ、無理な食事制限をするダイエットでは、身体のメカニズムとして、脂肪よりも筋肉の方が減りやすいので、良い効果が出にくいもの。逆に筋肉が減ると基礎代謝が落ちて、エネルギーを消費しにくい、肥りやすい身体になってしまうのです。
身体の中でも、なぜおなかに集中して脂肪は溜まるのでしょう。その理由は「おなか」の位置やサイズに関係しています。おなかは、身体の重心に近いため、質量が増えても全身への影響が少ない位置にあります。また、日常生活で手や脚などに比べるとあまり動かさない部位でもあります。身体の部位の中でもっとも径が大きいので、皮下などに多量の脂肪を蓄えられます。また、サイズが大きい上に、おなかの中には空洞があり、ここにも脂肪が蓄えられます。さらに、腹部に脂肪がつくと内臓保護にも有利に働くのです。
このような要因から、おなかまわりに脂肪を蓄えることは、さまざまな観点で利点があると考えられます。
<脂肪がおなかにたまる5つの理由まとめ>
1、カラダの重心に近いために脂肪を蓄えてもバランスが崩れない
2、あまり動かさない部分だから、邪魔になりにくい
3、もとのサイズが大きいため、多量の脂肪を蓄えられる
4、おなかの中には空洞があり、ここにも脂肪を蓄えられる
5、おなかに脂肪を蓄えるのは、内臓の保護にも有利
ここまで「おなかに脂肪がついて当たり前」といわれると「仕方がないか…」と諦めてしまいたくなるかもしれません。しかし、どんなことでも知ること大切です。
そこで、気になるおなかを手軽にメンテナンスできる「ドローイン」を次回に紹介します。