首がつらい。

首は頭の重みを常に支えており、負担がかかりやすい部位です。首が痛いと日常生活にも支障をきたしやすく不便を感じている方も多いでしょう。

キーボードの入力作業が多く、首が痛い。
首だけでなく腕や手の痛み、しびれ、動かしにくさがある。
首の向きや腕の動きによって痛さが違う。
こういった場合に考えられる原因にはどのようなものがあるでしょうか。

毎日の生活上原因と対処法

首の痛みを予防するために、もしくは悪化させないために日常生活でできるポイントには以下のようなものがあります。

1、姿勢が悪い
猫背で前かがみの姿勢で正面を見たり、椅子に浅く座って反り返った状態で正面を見ると、頭の重みを支えるために首にかかる負担が大きくなります。
対処として―――-
机・椅子の高さ、パソコンモニターの位置などを見直し、無理しなくても背筋を伸ばしていられるように環境を整えましょう。背中で左右の肩甲骨を引き寄せるようにすると、猫背になりにくいといわれています。

2、パソコン、スマホの使い過ぎ
PCモニターに集中しながら作業を続けていると、つい無理な姿勢を長時間続けてしまいます。また、ついついスマホに熱中してしまい、一日中、目は離せなくなり気づくと首がコリコリ。
対処として―――
体の正面でタイピングできるようキーボードの位置や幅を整えます。手首やひじが机から浮いていると、腕の重みが肩や首にかかってしまいます。疲れを感じる前に、1時間に1回は休憩を取って深呼吸やストレッチをするといった習慣をつけましょう。

3、枕が合わない

仰向けに寝る場合と横向けで寝る場合では、必要な枕の高さが異なります。横向きで寝ることが多いのに、仰向けに合わせた枕の高さにしていると、首に負担がかかることもあります。
対処として―――
寝具の耐用年数が過ぎたら買いかえるようにしましょう。寝具店や枕専門店などで、自分に合う高さの枕や寝具を相談してみましょう。